Valeriaシリーズも紙ペン
今回は、少し前にKickstarterで支援を募っていたValeriaシリーズの最新作「Dice Kingdoms of Valeria」をご紹介します。今回のプロジェクトでは一気に3つの新作が出てて、これはそのうちの1つ、紙ペンのValeriaです(残り2つはタワーディフェンスとトリックテイキング)。シリーズといっても3つともデザイナーも別々だし、アートワーク以外の共通点はあるのかなぁ?
プレイヤーごとに様々な塗り潰し用のマスが描かれた街と地図の2枚の記入シートを持ち、各プレイヤーはそれぞれの領主となって街を発展させていきます。
手番では5色のダイスを振り、収穫フェイズ→アクションフェイズを行います。収穫フェイズでは、黒ダイスの出目に対応した市民を雇用していれば、それぞれの職場のマスを塗れます。アクションフェイズでは、大きく分けてモンスターの討伐、市民の雇用、道の建設の3つのアクションがあり、対応する色のダイスを1つ選んでマスを塗ります。マスを塗る際に特殊なマスの場合は追加ボーナスとして別のマスを塗ることができ、コンボのようにどんどん連鎖することができます。
収穫フェイズで取りこぼすことがないように市民の雇用をメインにしながら、道を作って近隣の土地を領地にして出目を操作できる特殊能力を獲得し、モンスター討伐での勝利点も目指す、というのが全体的な流れです。
ソロプレイしかできていませんが、早獲りの要素以外は他のプレイヤーとのインタラクションはないので、結構淡々としたプレイ感だと思います。あと、せっかくのファンタジーなのにボスモンスターの存在がないのはちょっと残念。
現在はkickstarterのレイトプレッジ中で、まだお試し用のPnPデータが公開されています。作るのもそんなに大変じゃないですし、製品となるのはまだ半年以上先なので気になった方はぜひ遊んでください。残り2つも試してみようと思います。
Dice Kingdoms of Valeria
- 人数:1 - 5人
- 時間:30 - 45分
- 年齢:8歳以上
- 作者:Levi Mote
- データ:シート・ルール(BGG・Kickstarter)*1
- 和訳ルール:作りました*2
- データ以外で必要なもの:鉛筆、消しゴム、ダイス6個(黒2、赤1、青1、緑1、黄1)
- 作り易さ:簡単(A4用紙 4枚+シート人数分)