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Arkham Noir: Collector Case #2 – The King in Yellow

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次々と起こる殺人事件に自殺。狂気に飲み込まれる前に、盗まれた書物「黄衣の王」を取り戻せ。

今回は、私立探偵ラブクラフトとなって様々な事件を解決する、クトゥルフ神話を題材にした1人用カードゲーム「Arkham Noir: Collector Case #2 – The King in Yellow(黄衣の王)」をご紹介します。このシリーズ、アークライトから発売されている「アーカムノワール:事件簿1」「アーカムノワール:事件簿2」とは別にCollector Case #1と#2というのがあって、それらは海外でも流通には乗っておらず、デザイナーが少数だけ作ってウェブサイトで販売していたようです(日本の同人ゲームみたいですね)。ステイホームのキャンペーンでその#2のPnPデータが公開されているので、プレイしてみました。

ゲーム内容は、盗まれた書物「黄衣の王」を調査していく過程で次々と起こる殺人や自殺など狂気の渦に巻き込まれていくというもので、ロバート・W・チェンバーズ「黄衣の王」やラブクラフト「闇に囁くもの」などの小説を下敷きにしているそうですが、どちらも未読なので全く分かりません...。カードにテキストはほぼ無いのでビジュアルで想像するだけですが、雰囲気抜群のカードが並ぶことで何となく怪しげな事件が見えてくるあたり、ゲームにマッチした素晴らしいアートワークですね。

製品版の事件簿は未プレイなので正確には分かりませんが、レビューや動画を見たところ、基本ルールは事件簿と全く同じだと思います。なので今回はルールの説明はしません(手抜き)。様々な有名ブログや動画で取り上げられていますので、そちらをぜひご覧ください。このゲームで追加された要素としては、山札から引いた瞬間にアクションが発動する手がかりカードと、1枚だけしかない「黄衣の王」カードがクリアには必須ということでしょうか。事件簿のプレイ経験がある人なら、すぐに遊べそうです。

でもこのゲーム、クリアするの難しくないですか。今回は特に1枚しかないカードがゲームクリアに必須だし、その他のパズルピースのカードも5枚集めるだけじゃなくて5種類必要というのがなかなか超絶難易度ですね。事件解決まで、まだまだクトゥルフの世界を彷徨うことになりそう。これまでクトゥルフにはほとんど触れずにきたので、いい機会なのでラブクラフトの小説も読んでみようと思います。

Arkham Noir: Collector Case #2 – The King in Yellow

*1:ご希望の方はツイッターDMでご連絡ください。

*2:TCGサイズではなくボードゲームサイズです