TKDK PNP|プリントアンドプレイのボードゲームのブログ

ときどきプリントアンドプレイのボードゲームで遊びます。

City of Fury

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カード9枚のベルトスクロールアクション

今回は、BGGで開催中の2022 9-Card Nanogame Print and Play Design Contestの参加作品「City of Fury」をご紹介します。「ベア・ナックル」とか「ダブルドラゴン」のようなベルトスクロールアクションを9枚のカードで表現したシンプルな1人用カードゲームで、写真じゃちょっと分かりにくいかもしれないですが、レトロゲームテイスト溢れるピクセルアートが素晴らしいです。タイトルもいかにもという感じで、まぁいわゆるおっさんホイホイなやつですね。

カード構成は選択制の自機キャラクター(裏面はスキルカード)が2枚と敵キャラクター(裏面はストリート)が7枚で、カード5枚でストリートを作り、右側に敵2体と左側に自機を配置して、余った1枚をスキル面にしてゲームスタートです。勝敗がつくまで自機アクション→敵アクション→スクロールの3フェイズを繰り返します。

自機アクションは、スキルカードの4段に分かれたパンチ、キック、銃、回避のいずれか1つのスキルを選択するだけです。それぞれ4段階のチャージレベルがあり、各レベルに応じて1〜4個のアクション(移動・攻撃・射撃・回復)を左から右に実行します。使用するとそのスキルは最弱にリセットされ、使用しなかったスキル2つのチャージレベルを1段階ずつ上げます。
敵アクションは、左側の敵から順に描かれたアクションを自動的に実行します。
自機フェイズで敵を倒した場合は、敵カードを裏返してストリート面にして右端に繋げ、左端のストリートカードを裏返して、右端に新しい敵として登場させます。手動スクロール😁

敵味方共にダメージを与えるのは攻撃と射撃の2種類で、攻撃は隣接カードに、射撃は隣接していないカードにそれぞれ1ダメージです。シンプルだけど位置取りが結構重要で、射撃アクションの敵には近づき、攻撃アクションの敵とは距離を取るという、ビデオゲームさながらの展開が楽しいです。

7人全員撃破でクリアだけど、倒した敵の数をカウントするものがないのでダイスなりペンなどで記録してプレイしたら良いと思います。サクッと作ってお手軽に遊べますので、気になった方はぜひどうぞ。BGGのフォーラム読むと、次のバージョンではボスが登場するみたいですよ。楽しみ!

(20220219追記)ボスが追加されてバージョンが新しくなったので、データのリンクを修正しました。敵の動きも一部新しいものになってます。あと、作者のBarny Skinnerさん、以前にご紹介した「A Rusty Throne」と「Board Game Design Contest - The Game!」作った人でした。

City of Fury

  • 人数:1人
  • 時間:15分
  • 年齢:8歳以上
  • 作者:Barny Skinner
  • データ:カードルールBGGフォーラム
  • 和訳ルール:作りました*1
  • データ以外で必要なもの:6面体ダイス 3個、キューブ 4個
  • 作り易さ:簡単(A4用紙 2枚、スリーブ 9枚)

*1:ご希望の方はツイッターDMでご連絡ください。