ダイスプレイスメントなクレーンゲーム!
ダイソーで商品化された「ようこそクレーンへ」は、プレイヤーの腕をクレーンにするというアナログな手法でクレーンゲームを再現した素晴らしい作品でしたが、この「Claw Crane Champ」は、ゲームシステムでクレーンゲームを上手く表現した1人用のPnPゲームです。2021 Solitaire Print and Play Contest参加作品で、個人的にはかなりお気に入りですが、全然ランクインしてませんでした😅。ボード上に積み重なったぬいぐるみタイルの絵面だけでも面白そうだと思うんだけどなぁ。
プレイヤーはクレーンゲームを愛するグループの一員となり、仲間の要望に応えて景品をゲットして、グループのリーダーに上り詰めるのが目的です。縦横6マスのグリッドに敷き詰められたぬいぐるみをダイスを配置して獲得し、それぞれが希望するサイズのぬいぐるみを仲間のカードに置き、カードを解決していきます。仲間はそれぞれ独自の美学を持ち、プレイヤーに制限(例えば1の目のダイスは使用禁止など)を加えてきます。毎ラウンド1人ずつ仲間のカードが増えていき制限も累積されるので、出目を調整できる集中トークンや、様々なスキルカードを使い、どんどん仲間にぬいぐるみを取ってあげましょう。
タイルが三層になっていて一番上のタイルからしか取れないのがクレーンゲームを上手く表現していますが、狙ったタイルは自動的に獲得できるので、そこはもうちょっと再現してくれても良かったのになと思いました。一点だけマイナス点を。ルールブックが図入りで丁寧に作られてるのに構成が微妙で、必要な情報が欲しいところになくて分かりにくいのがすごく残念...ルールを把握するのに何度も読み返しました。
ぬいぐるみタイルは厚紙で作る必要があり、作るのはちょっと面倒ですが、気になった方はぜひどうぞー。