1960年代のロンドンを舞台に強盗団となってお宝を強奪する、協力型の紙ペンゲーム!
今回は、各プレイヤーが強盗団のメンバーとなり、協力してお宝強奪に挑む紙ペンゲーム「Clou - Roll & Heist!」をご紹介します。ステイホーム期間にデザイナーの方が地元ドイツのゲームショップを応援するために作られたゲームみたいで、ルールブックに「みんなでゲームショップでゲームを買おう。買ったゲームの写真をメールくれたら、このゲームの追加シナリオ送るよ!」と書いてました*1。
各プレイヤーは、警備システムに長けたジャネット、錠破りが得意なマット、腕っ節が強いブルースなどのキャラクターになってチームを組み、キオスクを手始めに、宝石店や大銀行の金庫といった標的に挑みます。60年代のロンドンという時代設定が良いですねー。ハイテク機器は皆無で、赤や青の配線をペンチでカットして、扉に耳を当てながら金庫のダイヤルを回して、といったイメージ。キオスクなら番犬が、大銀行には各部屋を巡回する警備班がいるなど、シチュエーションごとに少し特別なルールが加わるのもアクセントになっていて良いです。
毎ターン、ダイスを3つ振り、その出目を使って各プレイヤーのキャラクターシートのマスを埋めていきます。グリッドやツリーなど、キャラクターごとに色んな埋め方があり、この部分はガンシュンクレバーのようなシステムです。そして全員共通の強盗計画シートには、扉、窓、カメラ、金庫などの様々な障害があり、各障害を解決するのに必要な能力が設定されています。能力はキャラクターシートのマスを埋めることで獲得できるので、例えば扉を開けるのに強さ2、器用さ1が必要なら、誰のどのマスを埋めるのが良いかを考えながら進めます。ガンシュンクレバー同様に徐々に記入できるマスの条件が厳しくなっていき、記入できなくなると、犯行の痕跡が増えていきます。時間が経ち過ぎたり痕跡を残し過ぎると警報が鳴って警察がやってきますが、捕まる前に無事に逃げ延びることができたら勝利です。
今回は一人で遊んでみましたが、ブルースとなって単独犯でキオスクを強襲し、レジのお金や金庫の札束などの強盗に見事成功しました。このゲーム、かなりオススメです!ソロプレイでも充分面白いですが、これは複数人で協力して遊ぶのがいいですね。1人がダイスを振れば良いだけなので、ZOOMなどを使って遠隔でも遊べると思いますよ。ぜひ遊んでみてくださいー!
ちなみに、遊ぶときはキャラクターの能力やコンボなどでダイス自体が追加になったりダイスの出目の数値が変わったりするので、メモが必須です。