数独+ダイス運の1人用ロジックパズル
今回は、BGGで開催中の2022 Solitaire Print and Play Contestの参加作品「Hide nor Hare」をご紹介します。前回ご紹介した「Set & Attack」と同じデザイナーのD.Teuberさんの作品で、数独にダイスのランダム要素を取り入れた1人用のロジックパズルゲームです。「Rabbits」というオンラインで遊べるロジックパズルをベースにしているそうで、これは好きな人はめちゃくちゃ好きだと思うな。
動物たちが公園でかくれんぼをしているという設定で、毎手番ですることはダイス3個を振り、各ダイスを動物タイル、木タイル、鳩タイルに割り当て、縦横6マスにそれぞれが各列に1つずつになるように置いていきます。例えば、2、4、6の目が出たら、2を動物、6を木、4を鳩という感じですね。上の写真の盤面だと、2の動物は、縦の2の列にはもうブタがいるので置けません。横の2の行だと1マス目と5マス目には動物が置けますね。同様に6の木は、縦の6の列にはもう木があるので、横の6の行の1マス目と2マス目に置けます。そして鳩タイルは、0(?マーク)、1、2の3種類あり、それぞれが各列に1つずつというのは同様ですが、その鳩から見える動物の数になるように置く必要があります。鳩の視界は木で遮られるので、それを考えて置いていくのですが、これがめちゃ難しい...。途中からはどうしても置けない場所も出てくるので、その場合は石タイルを置いていきます。動物と木を全ての列に配置して、さらに鳩が10枚置いている状態にできればゲームに勝利します。
配置できるタイルの選択肢をできるだけ残しながら置いていくのが勝利への道なのだと思いますが、全然クリアできません...。ダイス運にもかなり左右されますが、木の置き方と0の鳩の置き方が多分重要なんだろうなぁ。すぐに作れますので、パズル好きな方はぜひお試しあれ。
余談ですが、このゲームのモノクロバーションは、同じルールで紙1枚とダイスがあれば遊べる紙ペンゲームになっています。こういうのも面白いですね。
Hide nor Hare
- 人数:1人
- 時間:15分
- 年齢:10歳以上
- 作者:D.Teuber
- データ:タイル・シート・ルール(BGGフォーラム)
- 和訳ルール:作りました*1
- データ以外で必要なもの:6面体ダイス 3個
- 作り易さ:超簡単(A4用紙 2枚*2)