測量士となって新しい地図を作りましょう。
今回はBGGの11th ROLL & WRITE GAME DESIGN CONTESTの参加作品、地図の刷新のために地形を調査するというテーマの紙ペンゲーム「Lay of The Land」をご紹介します。
まずはここを見てください。朴訥とした感じの太っちょの測量士のおじさんアートワーク良いですよねー。ゲーム本編では全く登場しないしPnPだからパッケージもないわけだけど、このアートワークがあるのとないのとではゲームの魅力が全然違ってくるから、やっぱりゲームの顔って重要ですね。
毎手番、山札から4種類の地形が描かれた正方形のタイルを引き、各プレイヤーは各自のシートの任意の場所にいずれかの地形を描いていきます。手番プレイヤーは隣接する2種類の地形を、残りのプレイヤーは手番プレイヤーが選ばなかった地形を1つ描きます。各地形にはボーナス効果があり、気候が上昇する湖と森、食物が増える畑と森(森は気候か食物のどちらかを選択)、人口が増える街と村があります。この気候、食物、人口の関係がアクセントとしてよく効いていて、人口は食物より多く増やせないので、先に食物が増える森や畑を描いてから、街や村を描く必要があるという制限があります(地図に記入できない場合は、ボーナス効果がない、地図の外周の余白に地形を描きます)。
得点方法は、ゲームの最初に3枚の地形タイルを得点タイルとして場の中央に置き、地図内の縦横2マスの正方形がそれらと全く同じ地形になれば、そのタイルの得点を獲得できます。他、余白に描いた地形がその列にあれば追加得点となったり、最終的な気候、食物、人口のバランスも追加得点になります。地図上の地形の組合せが得点にならない場合は不運メーターが上昇して、使い切りの強力なボーナスアクションを使用できるようになります。
攻撃的要素もないし高得点コンボなどもないので結構地味めなプレイ感ですが、自分の街の地図が出来上がっていく感じは楽しいので、そういったのが好きな方はぜひどうぞ。対象年齢は書いてなかったですが、子どもと遊ぶのも良さそうだなーと思います。