TKDK PNP|プリントアンドプレイのボードゲームのブログ

ときどきプリントアンドプレイのボードゲームで遊びます。

Multiuniversum

f:id:game_suke:20230127092320j:image

異次元と繋がってしまったポータルを塞げ!

コロナ禍でのステイホーム時期に、様々なメーカーやデザイナーがPnPデータを公開してくれましたが、その中の一つにBoard&Dice社によるPnPのサブスクみたいなものがありました。

5¢で6ヶ月間、毎月様々なゲームのPnPデータを送ってくれるというもので、面白い試みだなーと思って購入したものの、積んだ(積んでない)ままになっていて、やっとその中の1つをプレイしてみたのでご紹介します。

今回ご紹介するのは、各プレイヤーは科学者となり、異次元と繋がってしまったポータルを閉じるのが目的のカードゲーム「Multiuniversum」です。デザイナーは、以前にこのブログでご紹介した「Agent Decker」を手掛けたManuel Correiaさん。2016年の作品ですが、あまり日本でのプレイレポートは見かけないですね。ほとんど流通なかったのかな。

場には研究所のモジュールが円状に5箇所あり、それぞれのモジュールには異次元と繋がってしまったポータルがあります。各プレイヤーはモジュールを移動しつつ、ポータルを閉じるための資源を集めて、必要な資源が揃ったらポータルを閉じていく、というのがゲームの流れです。

写真右下のアクションカードがこのゲームのメインの要素で、右側には資源アイコンが、左側には5種類のアクションが描かれています。毎手番ですることは、手札のアクションカードを手元に置いて資源とするか、場に出してアクションを実行するのどちらか。で、面白いのが、実行するアクションは自分がいるモジュールに対応したアクションになるということ。赤のモジュールにいれば赤の欄に描かれたアクション、緑のモジュールなら緑のアクションということになり、移動するにもポータルを閉じるにも、カードのアクションが自分の位置の色でなければ実行できません。これが結構面白くて、最初はかなり混乱してしまいましたが、なかなか不思議なプレイ感のゲームでした。

このPnPのパックはシーズン2まで続けられて、今もメーカーサイトで購入できます(当初は5¢でしたが今は10¢です)。シーズン1では、この「 Multiuniversum」の他に「Pocket Mars」や「Mistfall」「Shadowscape」などの作品のPnPデータがまとめて入手できます。ただ、カード枚数200枚越え+トークン100個以上とか、データサイズ14GBとか、なかなか作るのを躊躇うようなものが多いですけど😅。

Multiuniversum

  • 人数:1 - 5人
  • 時間:20 - 40分
  • 年齢:12歳以上
  • 作者:Manuel Correia
  • データ:ルールBGGメーカーサイト
  • 和訳ルール:作りました*1
  • データ以外で必要なもの:プレイヤーコマ 5個
  • 作り易さ:普通(A4用紙 22枚、スリーブ 80枚)

*1:ご希望の方はツイッターDMでご連絡ください。