TKDK PNP|プリントアンドプレイのボードゲームのブログ

ときどきプリントアンドプレイのボードゲームで遊びます。

Paint the Roses

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赤の女王のお気に召すよう、庭にバラの木を植えましょう!

今回ご紹介するPnPゲームは、「不思議の国のアリス」の登場人物、赤の女王の庭を舞台にした2〜5人用の協力ゲーム「Paint the Roses」です。遊んだら紹介しようと思って随分寝かせていましたが、もうすぐキックスターター始まるらしいので、未プレイですがこのタイミングで紹介しておきます。

各プレイヤーは赤の女王の城の庭師たちとなって、庭のバラの木を、どんな色でどんな形が女王のお気に召すのかを推測しながら、庭がいっぱいになるまで木を植えていきます。バラの木には、4色(ピンク、赤、紫、青)と4つの形(スペード、ダイヤ、クラブ、ハート)の要素があります。各プレイヤーは「女王の気まぐれ」カードを1枚ずつ持ち、これらのカードは初級、中級、上級の3種類あり、いずれも2つのバラの木が描かれています。この隣接する2つの木の組合せを推測することが、このゲームの目的です。

ざっくりとしたゲームの流れは、まず、いずれかのプレイヤーが庭にバラのタイルを1枚置きます。その際、置いたタイルと隣接するタイルが、各プレイヤーが持つカードの2つの木と条件が合致した場合は、合致した組合せの数だけ、自分のプレイヤートークンを、今置いたタイルの上に置きます。例えば上の写真の場合、ボードにピンクのクローバーの木が置かれました。右隅にあるプレイヤーのカードはピンクと赤の組合わせで(本来は手札で非公開です)、隣接する3つの組合せの中で、赤のハートの木と、置いたピンクのクローバーの組合せの1組が合致するので、自分のトークンを1個、先ほど置いたピンクのクローバーのタイルに置きます。これ、分かるかな...いや、分からんな...。もちろん、これだけではカードの内容を推測するには情報が足りませんが、こうして得た手掛かりをもとに、他のプレイヤーのカードの内容を当てることで、庭師たちのコマの進めていきます。推測に失敗するとそのターンは終了して、また庭にバラのタイルを1枚置いていきます。

誰かが推測するたびに赤の女王コマが前に進み、女王コマに庭師コマに追いつかれるとゲーム終了。女王の機嫌を損ねてしまい、残念ながらあなた達の人生は終了となります...!追いつかれる前に庭をバラの木でいっぱいにすることができたらプレイヤーたちの勝利となり、今日を生き長らえ、明日も庭師の仕事を続けることになります。薄氷の人生ですね、恐ろしい。

プレイヤー全員にかなり論理的思考が必要なので、クリプティッドとかタギロンとかが好きなら面白いんじゃないかなぁ。未プレイですけど笑。ただ、カード枚数も多いしボードも必要だし、タイルもそれなりに枚数あるので作るのは結構大変でした😅

Paint the Roses

  • 人数:2 - 5人
  • 時間:50 - 70分
  • 年齢:11歳以上
  • 作者:Ben Goldman
  • データ:カード・ボードルールBGG
  • データ以外に必要なもの:コマ 2個(2色)、トークン(プレイヤー毎に各6個) 、チップ 4枚、袋
  • 和訳ルール:作りました*1
  • 作り易さ:大変(A4用紙 10枚、A4厚紙 3枚、スリーブ96枚)

*1:ご希望の方はツイッターDMでご連絡ください。