カード1枚で白熱の紙ペンバレー!
今回は、今年のBGGの1-Card Print and Play Design Contestの参加作品「SET & ATTACK」をご紹介します。カード1枚で遊ぶ、2人用のバレーボールの紙ペンゲームです。カードには裏表がなく、どちらの面もコート上にたくさんのボールが描かれているだけで、することもボールに矢印を描いていくだけですが、ちゃんとバレーのラリーの攻防が表現されていて、これは良く出来てます!
まずは自陣の後列のボールに相手コートに向けて矢印を描きます。これがサーブ。相手コートにボールが移動する場合はネット(センターライン)を軸にカードを反転させます。次は相手プレイヤーが、さっきの矢印の先にあるエリアのボールに、自陣のマスに向けて矢印を描きます。これがレシーブ。自陣でボールを回す場合は、ネットと垂直方向の軸でカードを反転させます。自陣なので再び同じプレイヤーが矢印の先のボールに相手コートに向けて矢印を描くとアタック。という感じで、カードをくるくる反転させながらボールを埋めていき、矢印の先に記入できるボールがなければ得点。サーブを打つボールがない状態になれば1ゲーム終了となります。
カード両面を使って縦横に反転させることで先の読めない展開にしているのが上手いなぁと思いました。バレーボールを知っていれば直感的に分かるシンプルなルールながらも、記入できるボールがどんどん少なくなっていき、選択肢が狭まっていく中での相手との駆け引きが面白いゲームです。