渡り鳥の南下の旅をテーマにしたソリティアゲーム
今回は、以前にご紹介した「Bear Went Over The Mountain」や「Certain Stras」と同じ作者の、渡り鳥の南下をテーマにした1人用のPnPゲーム「SnowBirds」をご紹介します。BGGの2017年のソリティアゲームコンテスト参加作品で、PnPゲームなのに拡張が2つも作られてるのが気になって作ってみました。
地図カードからランダムに選んだ9枚+2枚(スタートの北部とゴールの南部)で地図デッキをつくります。最終目的地までには10の逗留地があり、それぞれに設定される距離、空腹度、危険度を手札を使って解決していきます。システム的には特記するようなことはなく淡々と進行するんですけど、各逗留地ごとに使えるのは毎回制限された手札のみ、またカードが使い切りで山札がなくなるまでに南の地に到達しないといけないというのが、長い渡りの厳しさを感じられ、テーマに合致してて良いなぁと思いました。後半に山札が少なくなってきて、カードを無駄に使えないので空腹や危険を無視して次の目的地まで頑張って飛ぶとか、こういう、アクションとゲームの内容が合った瞬間に出会うのが、ボードゲームしてて楽しいなーと思うことの1つです。パンデミックの捨て札を山札に重ねるところとかね。
拡張で2人用にもできるとあったので読んでみましたが、同じカードデッキ一式をもう1組用意しないといけないので、そこまではしなくていいかなと思ってやってません。もう1つの拡張の方は、天気の要素が増えるみたい。そっちはいつか試してみようと思います。
ちょっとカード枚数多いですけど、季節感を感じられる時期にぜひどうぞ。