TKDK PNP|プリントアンドプレイのボードゲームのブログ

ときどきプリントアンドプレイのボードゲームで遊びます。

squarcles

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ダイスを振って、いち早く目的の図形を見つけろ!

今回ご紹介するPnPゲームは、カード1枚で遊べる、おばけキャッチやドブルのように反射神経を競う「squarcles」です。前回の「Contagion」に続き、現在BGGで開催中の2020 1 Card Game Print and Play Design Contestの参加作品で、デザイナーは、以前にキッズゲームの「Otto the Octopus」をご紹介したMark Tuckさんです。BGGのPnPコンテストには何作もエントリーされている常連の方が何人かいますが、この方もそのうちの一人ですね。

ゲーム内容は、最初の一文でほとんど説明し終わってますが、もう少し詳しく書くと、4個(黒白2色x2個)のダイスを振り、一番遠くのダイスを取り除いて、残り3個のダイスで探し出す図形が決まります。奇数なら丸、偶数なら四角で、例えば白ダイスの目が[3]、黒ダイス[4]、白ダイス[1]だと、対象の図形は白い丸が2つ、黒い四角が1つ重なっている図形となります。全プレイヤーでそれを確認したら、カードを裏返し、先にその図形を見つけたプレイヤーの勝利です。これ以上ないぐらいシンプルなゲームですが、実は既にバージョン3です。それ以前のルールでは[1]は黒の四角、[6]は内側の丸というようにダイス目ごとに細かな指定があって、あまり直感的ではありませんでした。このバージョンになってすごくスッキリとしたルールになりましたが、あたかも最初からこのルールしかないように思えるのは面白いですね。

1枚縛りのカードゲームコンテストが発表された時*1は、カード1枚でどれだけ差別化されたゲームが作れるのかなぁ?と思いましたが、多彩なゲームが発表されて皆さんのアイデアに脱帽です。トム・レーマンまで参加してるし。次はそのゲームの紹介しようと思っています。

ちなみにこのゲームはコンテストのレギュレーションのために通常のカードサイズになっていますが、2倍ぐらいに拡大して作ったほうが確実にプレイしやすいと思います。あ、あとソロプレイもできるって書いてますが、すごく寂しくなるのでしないほうがいいと思います。

squarcles

  • 人数:1 - 4人
  • 時間:5 - 10分
  • 年齢:8歳以上
  • 作者:Mark Tuck
  • データ:カード&ルールBGG内フォーラム
  • データ以外に必要なもの:ダイス 4個、トークン 8個
  • 作り易さ:超簡単!(A4用紙 1枚、スリーブ 1枚)

[ルール]*簡単なのでここに書いておきます。

  1. 場の中央にカードを置きます(表裏はどちらでも構いません)。
  2. 4つのダイスをすべて振り、自分から一番遠いダイスを取り除きます。
    残りの3個のダイスで、対象の図形の3つの要素を決定します。ダイスの色は要素の色(黒か白)を表し、ダイス値が奇数か偶数かによって各要素の形が決まります(奇数が丸 偶数が四角)。
  3. カードを反転させて、各プレイヤーは3つの要素を持つシンボルを探し、最初に正しい図形に指を置いたプレイヤーが1点(トークン)を獲得します。間違った図形を選択したプレイヤーは次のターンになるまでプレイできず、残りのプレイヤーでプレイを続けます。
  4. その後は左隣のプレイヤーがダイスを振って同様にプレイし、8ターン後に最多得点のプレイヤーの勝利です。同点の場合は、同点プレイヤーだけでもう1ターンプレイして勝者を決定します。

*1:1 Card Game Print and Play Design Contestは今年から始まりました。