19世紀のフランスで芸術家たちが街ブラするタイル配置ゲーム
今回は、BGGで開催中の2022 Two Player Print and Play Game Design Contest の参加作品「The Flaneur」をご紹介します。The Flaneurとは、19世紀のフランスで街中を散歩していた芸術家たちのことだそうです。モンマルトルあたりでルミエールとかロートレックとかが、ぶらぶら散歩してたんでしょうね。
ゲーム内容は2〜4人用のシンプルなタイル配置ゲームです。タイルには歩道、公園、建物、噴水の4種類のマスが描かれていて、毎手番、歩道が繋がるようにタイルを1枚配置してフランスの街並みを作っていきます。特徴的なのが芸術家コマで、これらはプレイヤー共通のコマで、タイルが置かれて出来上がった歩道を散歩していき、移動先のタイルの公園・建物マスが他のタイルを含めて2つ以上隣接していれば得点となります。違う方向から来た芸術家が同じタイル上で出会うこともあり、その場合はそれぞれの得点が入りますが、次のタイルに移動できるのは1人だけ。残った芸術家コマは、別のタイルと繋がれば移動することができます。
ゲーム終了時の盤面が、街並みを散策する様子になっていて良いですね。シンプルなルールが、なんか往年の名作感を感じさせるタイル配置ゲームです。気になった方はぜひ遊んでみてください。