TKDK PNP|プリントアンドプレイのボードゲームのブログ

ときどきプリントアンドプレイのボードゲームで遊びます。

Wombats In Winter

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ハーディングからのクリスマスプレゼント

このブログの記事にするかどうかの判断基準がいくつかあって、そのうちのひとつにその段階で入手可能なものというのがあります。これまでもタイミングを逃して紹介していないゲームがいくつかあるのですが、なんか、もうそういうの気にしないでいいかなと。今年は、作って遊んで面白かったものを簡単に紹介する、という初心に戻って気の向くままに更新していこうと思います。

ということで、今回はフィルウォーカーハーディングの最新作「Wombats In Winter」をご紹介します。昨年末のクリスマス時期に自身のニュースレター購読者にプレゼントされたPnPゲームで*1、空腹で冬眠から目覚めてしまったウォンバットたちの餌場を巡る2人用のカードゲームです。

ご自身がお住まいのオーストラリアに住むウォンバットをテーマに、シンプルで可愛いイラストは奥さんが手掛けられているそうで、肩の力の抜け加減がいいですね。よく見ると、ツイート時からグラフィック結構修正されてるなぁ。

ゲームは、それぞれの色の数字が描かれたウォンバットカードと0〜3個の草が描かれた草カードを持ち、5×5のマスに草カードを交互に置いていきます。その際、縦横の段上の雪カードにウォンバットを置くことができ、ゲーム終了時に各ウォンバットの数字がその段にある草の合計数以上あれば得点となります*2。つまり8のウォンバットを置けば、その段の草は8個以上必要となります。また、5マス全てに草カードが置かれてしまった段にはウォンバットを置くことはできません。これが良く効いていて、ウォンバットを置くタイミングが悩ましい、シンプルながらたっぷり駆け引きが楽しめるお手本のようなゲームでした。

BGGにも登録されていないし現段階では公開されていないようですが、遊ぶ機会があればぜひ。

Wombats In Winter

  • 人数:2人
  • 時間:10分
  • 年齢:記載なし
  • 作者:Phil Walker-Harding
  • 和訳ルール:作りました*3
  • 作り易さ:簡単(A4用紙 3枚)

*1:果たして一体どれくらいの人が入手して、どれくらいの人が実際に作ったんだろう...

*2:相手のウォンバットが置かれている場合は、その後ろに自分のウォンバットを置くことができますが得点は半分になります。

*3:ご希望の方はツイッターDMでご連絡ください。