TKDK PNP|プリントアンドプレイのボードゲームのブログ

ときどきプリントアンドプレイのボードゲームで遊びます。

Buds & Blooms

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フラワーショーの最優秀賞を目指し、配置ルールに従い花を育てましょう!

今回は、園芸がテーマの1〜2人用のカードゲーム「Buds & Blooms」をご紹介します。BGGの2021 54-Card Game Design Contestの参加作品で、ちょっと印刷枚数多めですが、これはなかなか良いゲーム!

3つの花壇に花カードを並べて、それぞれの花をより大きく生長させて、たくさんのミツバチや蝶を集めるのが目的です。花カードは、3色の1〜6の数字の開花カードと、2色のどちらかになるワイルドカードのつぼみカードがあり(他に特別アクションができる道具カードもあります)、各花壇にはそれぞれ違う配置ルールがあります。例えば、昇順に置く、奇数のみ、1色だけ、決まった色順、ややこしいのだと降順→昇順(例えば4→2→4→6)みたいなのも。

手番では、手札4枚からルールに合致する花壇の花にカードを1枚置くか、置けないまたは置きたくない場合は肥料として裏向きに捨札にしますが、この捨札の処理が良く出来てます!カード裏面が晴れか雨のどちらかのアイコンになっていて、捨札が山札の一番上のカードと違うアイコンであれば(つまり山札が晴れなら雨カードを捨札に、あるいは逆)、花の生長に最適な天気となって花壇の花が生長します。花カードには2〜3段階の生長段階があり、重なっているカードを上にスライドすることで育ちます。その際にミツバチや蝶が現れると高得点となりますが、スライドさせるカードを先に宣言しなければならないので、どのカードにミツバチや蝶がいたかを覚えるという軽いメモリー要素もあります。山札が尽きて、出せるカードがなくなるとゲーム終了で得点計算、葉の数とミツバチや蝶が得点となります。1人プレイは、花壇の難易度によって目標得点が変わる目標クリア型です。

プレイすると予想以上に花壇のルールの縛りが厳しくて、なかなか思い通りには花カードを出せないのですが、得点を伸ばすには上手く捨札をして生長を促すことも必要で、この捨札の生長要素が新鮮なプレイ感でした。最近、カード9枚とか紙1枚のゲームばかり作ってたので、久しぶりに54枚作るのはちょっと抵抗がありましたが、遊んでみて満足😊作った甲斐ありました。

(追記20220514)作者に許諾いただいたのでBGGに和訳ルールをアップしました。

Buds & Blooms