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Pandemic: Hot Zone – Europe

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パンデミック:ホットゾーン ヨーロッパを作ってみた

製品版が日本で普通に購入できるゲームは基本的に紹介しない方針なんだけど、パンデミック:ホットゾーン ヨーロッパは未だに日本語版の発売がアナウンスされていないので、まぁいいかなと思い、今回はちょっと本格的に作ってみた、という記事です。

きっかけは、年末年始に実家で遊ぶラインナップとしてパンデミックは必須なんだけど、旧版のパンデミックに拡張の絶体絶命の内容物も一緒にいれているのでかなり重量があって、毎回持っていくならもう実家に置いておこう→自宅用にホットゾーンを購入しようかな→でもせっかくならヨーロッパの方をPnPしてみようかな*1、という流れです。

ルールはパンデミック:ホットゾーン 北アメリカと全く同じ。
違いは、
①舞台:アメリカ→ヨーロッパ
②役割:衛生兵、研究員、ゼネラリスト、通信司令員→防疫専門家、ウイルス学者、検疫官、パイロット
③追加カード:危機カード→突然変異カード
です。
パンデミックの基本しか遊んだことがない人は、ホットゾーンのヨーロッパは役割が拡張からのものが多くなっているので新鮮に遊べるんじゃないでしょうか。突然変異カードは、指定された色の病原体が強力になってしまうというものです。

ボードは厚紙をダイソーラミネート台紙でコーティングしました。ニチバンのカバーフィルム(図書館の本のカバーのやつ)を使ってもいい感じになります。ただ、重ね合わせる前提で1cmぐらい画像が重複してしまっているので、きっちりタイル状に作るのにすごく苦労しました。重なり部分は6.5mm幅でカットしたらちょうどでした。

完全日本語化してみようかとも思ったんだけど、pdfが編集不可の設定になっていて(まぁ本来はそれが正しいですね😅)、頑張れば作れたけど一部のカードだけ日本語化して断念。

BGPの木コマがちょうど良いのがあったので、このゲーム専用に購入しました。アウトブレイクマーカーはドクロコマ、感染率マーカーはウイルスコマ、治療薬コマはポーションコマでサイズもバッチリ!本当は人型コマに白色があれば完璧だったんだけど。

Z-MAN Gamesの公式でソロルールが公開されているので、今はパンデミックは1人から遊べます。1人で3役をして、アーカイブという要素が加わります。これ、結構良いですよ。単純に複数キャラクターを1人で遊ぶよりも手札制限が効いてるので、1人で遊ぶならこの公式ルールおすすめです。

今後の構想として、他の地域のホットゾーンも作って、全てのボードを使ったビッグゲームとしても遊べるようにするという計画もあるみたい(北アメリカとヨーロッパの2ボードを使ったルールは既にあります)ですが、ルールに変化もつけにくいだろうし、もうこの2作でいいんじゃないかな。逆に、電力会社みたいに地域ごとに特徴的なルールを導入するならとても遊んでみたい!

ともあれ、ホットゾーンは、パンデミックの面白さが何もスポイルされていない、凝縮されたライト版なので未プレイの人はぜひ!

Pandemic: Hot Zone – Europe

  • 人数:2 - 4人(ソロルールあり)
  • 時間:30分
  • 年齢:8歳以上
  • 作者:Matt Leacock、Thomas Lehmann
  • データ:ボード&カードルールBGG公式サイト
  • 和訳ルール:作りました*2
  • データ以外で必要なもの:プレイヤーコマ 4個(4色 各1個)、病原体コマ 48個(3色 各16個)、治療薬マーカー 3個(病原体コマと同色各1個)、感染率マーカー 1個、アウトブレイクマーカー 1個
  • 作り易さ:面倒(A4用紙 13枚、A4厚紙 4枚、ミニユーロサイズスリーブ 72枚)

*1:コロナ禍のキャンペーンなんだと思いますが、Z-MAN Gamesの公式サイトでPnPデータが公開されています。

*2:ご希望の方はツイッターDMでご連絡ください。