Survival Park
逃げ出した恐竜たちの襲撃を避けて島から脱出する、1人用カードゲーム。
島のシステムがダウンして、恐竜たちが逃げ出してしまった。あなたは電源を再起動して電話で助けを求め、救助ヘリで島から脱出できるでしょうか...?潔いというのか、今回は、まんまあの名作映画のシチュエーションで遊ぶ1人用カードゲーム「Survival Park」をご紹介します。現在BGGで開催中の2023 9-Cards Nanogame Print and Play Design Contestの参加作品で、斬新なところはありませんが、9枚で作るカードゲームのお手本のような作品だなぁと思いました。
マップとステータスが1枚のカードに収められ、残り8枚は、各エリアを形成するセクターカードで手札で使う際にはアクションカードとなります。簡単にルールを説明します。プレイヤーコマがいる場所の数字分だけセクターカードを並べ、手札のアクションを駆使してセクターカードを解決していき、セクターカードを全て取り除くことができれば、次の場所へと移動します。アクションは、セクターの先頭のカードを手札に加えることができるものやアイテムを獲得するもの、使用回数に制限がある射撃や四駆などの特殊アクションなどがあり、アクションを実行できない場合は先頭のカードに描かれた恐竜のダメージ表示分だけ体力が減ります。体力がなくなるまでにヘリポートまで移動できればゲームに勝利です。
カードの上下に屋外パート(緑)と屋内パート(青)が描かれていて、それぞれアクションや出現する恐竜が変化します。それぞれのパートに移動したら、上辺がそのパートになるようにカードを上下させてプレイします。最初は屋外パートから始まり、島の電源を再起動して、途中で屋内に移動して電話で救助を呼び、その後再び屋外に出てヘリポートへ向かう、とまさに映画と同様の展開で、わずか8枚でうまく変化をつけているなぁと思いました。この部分が、このゲームで一番感心したところ!
すぐに作れますので、ご興味あればぜひ🦖