TKDK PNP|プリントアンドプレイのボードゲームのブログ

ときどきプリントアンドプレイのボードゲームで遊びます。

The Potion Maker

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王国調合師となり、様々な材料を調合して高価なポーションをつくりましょう!

今回ご紹介する「The Potion Maker」は、2019年のBGGの9 card game contest参加作品で、王国の調合師となって各地に弟子を派遣し、材料を集めてポーションを作り、完成したポーションを行商に行く、1人用のダイスゲームです。

このゲームのハイライトは、なんといってもポーションの作成!採取した様々な材料を大釜の中で調合して、新しいポーションを作るのが楽しいです。

ポーションを調合するには、持ち帰った材料の種類ごとに、大釜の周りのダイス目が描かれた場所にダイスを置き、その後もう一度各ダイスを振って材料の量を決定します。大釜の中央にはキューブが1つあり、各ダイスの出目分だけ、そのダイスから中心の方向にキューブが移動します。2種類なら2方向に、4種類なら4方向に移動で、それが大釜の中で材料が混ざって激しい反応をしているように見えて、うまく表現されているなぁと思いました。全ての移動を終えたキューブが止まったマスが、色付きならその色のポーションが完成、白マスに止まれば調合は失敗です。各色ごとに売却価格が違い、出来るだけ価値の高い黒や赤のポーションを作りたいので、旅に出ていない弟子たちを手伝わせて、ダイス目やダイスの場所を変化させるアクションでちょうど良いマスで止まるように調整します。これがパズルチックで面白い!

決められたラウンド内で目標の売上を達成するとゲームクリア、基本ルールで物足りない場合は、地図上に強盗が現れる上級ルールもあります。コンテスト参加作品なので9枚のカードになってはいますが、大釜は4枚のカードにせずに1つのシートのままの方が遊びやすいと思います。

ポーション作り、ぜひ試してみてください。

The Potion Maker

  • 人数:1人
  • 時間:20 - 30分
  • 年齢:10歳以上
  • 作者:Joseph Propati
  • データ:カードルールBGG
  • データ以外に必要なもの:ミープル 5個、6面体ダイス 8個(白6、黒2)、キューブ 5個(青1、黄2、白2)
  • 和訳ルール:作りました*1
  • 作り易さ:簡単(A4用紙 2枚、スリーブ 9枚)

*1:ご希望の方はツイッターDMでご連絡ください。