未踏の森に侵入した人類と森を守る動物の軍隊の戦い!
今回は、今年開催されたBGGの7th ROLL & WRITE GAME DESIGN CONTESTの参加作品「Viridian: Final Reckoning」をご紹介します。各プレイヤーは、森を守る動物の軍隊ビリジアンの若き将校となり、森に侵入した人間を撃退することが目的の紙ペンゲームです。フォーラムの最初にある、砲台を背中に乗せた熊のメインビジュアルがカッコいいです!
ルールは簡単。毎ラウンド、共通の人間山札と動物山札からカードをめくり、各自のシートにそれぞれの図形を記入するだけです。動物軍、人間軍ともに3種類ずつのユニットがあり、各カードごとに異なる図形が描かれています。動物軍は好きな場所に描けますが、人間軍は、ダイス2個を振って2つの出目が交わるマス(例えば1と5の目なら、縦横の1と5が交わったマス)を含んだ位置に描く必要があり、人間軍の図形を描けなくなったプレイヤーはゲーム終了となります。
全ての戦闘はゲーム終了時に一気に行います。それがこのゲームの面白いところですが、得点計算がめちゃくちゃ大変!お互いに攻撃し合うのではなく、動物軍ユニットが人間側ユニットを攻撃して撃退したかどうかの判定だけなのですが、隣接攻撃の動物、遠距離攻撃の動物、2回攻撃可能な動物がいて、何十個もあるユニットを、このユニットでこれを攻撃して、あのユニットはこれで、というのを一度にしないといけないので、もう大混戦!最適化ツールが欲しくなります😅あと、各ゲームごとに特定の目標カードがあります。これがなかなか秀逸で、動物軍で縦か横の列を埋める、ランダムに選ばれた3つのマスの周囲を動物軍で包囲する、などがあり、目標を満たさなければどれだけ敵を倒しても敗北なので、目標ごとにガラッと違うゲームになります。
最後の得点計算だけがちょっと大変ですが、テーマとビジュアルに惹かれた方はぜひ遊んでみてください!