3色のダイスの目を操作して、様々な鳥たちを呼び寄せましょう!
今回は、鳥をテーマにした1〜2人用ダイスゲーム「Bandada」をご紹介します。元は「Flock」というタイトルの2020年の9 Card Game Print and Play Design Contest参加作品で、コンテスト終了後にカード枚数を増やして作り替えられ、さらにその後KickStarterで製品化されました。今回ご紹介しているのは、BGGの作品ページで配布されている、Kickstarterのプレビュー版的なバージョンで、アートワーク以外は製品版とほぼ同じ内容です。Bandadaは、スペイン語で鳥の群れという意味だそうです。PnP版では動物園から逃げ出した鳥たちを取り戻すという設定でしたが、製品版ではカメラマンになって様々な鳥を撮影するという設定に変わりました。
最初にプレイヤー共有の12個のダイスを振り、色ごとにまとめてゲーム開始。各ラウンドは、山札からカードを3枚並べて各プレイヤーが1枚ずつ選ぶだけです。カードには、上部にダイス操作のアクション(緑ダイス1個と赤ダイス1個を反転とか、青ダイス1個を+1して緑ダイス1個を-1するなど)が、下部に得点条件(同じ色の出目が連続していたら5点、1の目ごとに1点など)が描かれており、カードを選んだ際にアクションに従ってダイス目を変更して、ダイス12個と得点条件を照らし合わせて得点を獲得します。手元に置いたカードは累積し、次のラウンド以降の得点計算時にも、同じ条件で得点を獲得できます。
全4ラウンドでゲーム終了でカードを4枚選ぶだけのシンプルなゲームですが、得点条件が増えていく中、12個のダイスをどれだけ自分に有利で相手に不利な出目にできるかを考えるのが楽しい短時間ゲームです。各プレイヤー固有の追加得点カードを加えたり、特定の鳥がクリア条件になるソロモードもあります。
ちなみに、製品版のPnPデータが公式サイトやPnParcadeで販売されており、アートワークもブラッシュアップされてて追加のソロアドベンチャーもあるので購入してみたのですが、なぜかカードサイズがタロットカードサイズに変更されています...スリーブ持ってない😇。