TKDK PNP|プリントアンドプレイのボードゲームのブログ

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THE FIGHT: We gonna fight them all!

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クルーでマインドなフリーゼの新作は、1プレイ5分で終わる協力ゲーム

まさかこのブログでフリーゼの新作を紹介するなんて。

昨今のステイホームの影響で、ついにフリードマン・フリーゼまでもが新作のPnPゲームをBGGで公開しました*1。すごいなー。自分が知る範囲では、日本ではたぶんトポロメモリーのPnP版公開が今の状況の始まりだったと思いますが、その後もバンディドのコロナウイルスバージョンやアスモデの大量のPnPゲーム投入(まだ続いてる)など、ほんの少し前からは考えられない事態が続いていて、さすがにもう驚くことはないだろうと思ってたらこの展開です*2

著名なフリーゼ愛好家であるヒゲボドさんがいち早く和訳を公開してくれた(ありがとうございます!)ので、早速軽く遊んでみました。そして、これまたヒゲボドさんがツイキャスでこのゲームの背景を事細かにお話してくれているので、正直僕などが書くことは何ひとつありません。そちらをぜひお聞きいただければ(→第2回現代フリーゼ学概論『The Fightとはなんなのか?』)と思いますが、一応、簡単にゲーム紹介とプレイの感想を書いておきます。

「THE FIGHT We gonna fight them all!」は、1プレイ5分程度のゲームが全50レベルもある2〜5人用の協力型のカードゲームです。プレイヤーの手札となる0〜9の数字の武器カードと敵のモンスターカードがあり、各レベルで使用する武器カードと出現するモンスターが決まっています。ルールはとても簡単。まずそのレベルの敵カードを用意して、各プレイヤーに手札を配り、その後一斉にカードを出すだけ。全員が出した武器カードの合計値が、モンスターカードの数字を上回ればいいだけです。というのは最初だけで、レベルが上がるにつれて、モンスターも複数出現したり、特定の武器でないと倒せないモンスターが現れたりと、難易度も上がっていきます。そして協力ゲームですが、手札の内容を他人に明かしてはいけません。なんとなく自分が出す数字と他のプレイヤーが出す数字を読み取って、絶妙の連携で敵を倒さなくてはなりません。

長女(12)とプレイしましたが、2人プレイ時は必ずそれぞれが2枚のカードを出さなくてはならないので、複数の敵に対していかに手持ちのカードをバランス良く配分するかが面白く、しかも意外と倒せるギリギリの数字になるんですよね。良く出来てます!50レベルクリアまではまだまだあるし、3人以上でも早く遊んでみたい。

(追記200521)記事を書いている間にhal_99さんがカードサイズを調整したデータをBGGにアップされていました→BGG

THE FIGHT: We gonna fight them all!

  • 人数:2 - 5人
  • 時間:5 - 10分
  • 年齢:8歳以上
  • 作者:Friedemann Friese
  • データ:カードルールBGG
  • 和訳ルール:BGG(@ヒゲボドさん
  • 作り易さ:ちょっと面倒*3(A4用紙 10枚、スリーブ 40枚)

*1:でも実は初めてじゃなくて、Friday(ロビンソン漂流記)のプロトタイプのPnPデータをフリーゼ本人がBGGにアップしてます。他にもあるのかも。

*2:そして今日の朝には、ついに本命というべきかパンデミックの新作が発売前にPnPで公開されるという...

*3:なぜかカードサイズが54×80でスリーブには中途半端です。僕は107%で拡大したら手持ちのものにちょうどでした。→本文に追記していますが、hal_99さんがBGGにMTGサイズのデータをアップされています。